山形97号ブランド化戦略実施本部設置
水稲新品種「山形97号」(のちの「つや姫」)を日本一おいしい米として全国の消費者に評価されるブランド米に育てることを目指し、平成22年のデビューに向けた3か年戦略に基づき、具体的なアクションプランを策定し、各種事業を計画的かつ効果的に展開することを目的として、「山形97号ブランド化戦略実施本部」を設置しました。
HISTORY
ホーム > 「つや姫」10年の歩み
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令和元年 デビュー 10周年 |
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水稲新品種「山形97号」(のちの「つや姫」)を日本一おいしい米として全国の消費者に評価されるブランド米に育てることを目指し、平成22年のデビューに向けた3か年戦略に基づき、具体的なアクションプランを策定し、各種事業を計画的かつ効果的に展開することを目的として、「山形97号ブランド化戦略実施本部」を設置しました。
広く全国から名称を公募し、3万件を超える応募をいただきました。その中から7つの候補に絞り込み、名称決定に向けて県民投票を行いました。最終的に、「つや姫」という名称に決まり、発表されました。
これから「つや姫」栽培に取り組む県内の生産者が、高品質・良食味の「つや姫」を栽培できるよう、県の験研究機関と農業技術普及課職員が総出で調査・研究を行い、栽培マニュアルを作成しました。また、新品種の普及に向けて、県内各地で説明会を行いました。
平成21年11月に開催された「サンセバスチャン・ガストロノミカ」は、スペイン政府が主催する国を挙げた料理の祭典。大会に参加したアル・ケッチァーノの奥田シェフが「つや姫」を世界各国の3つ星シェフや関係者にふるまったところ、スペインやフランスのシェフたちから「すぐに使いたい」との注文があるほど好評でした。
米の「※」という記号と、山に囲まれた山形の大地、朝日を表現。米どころ山形と日本(日の丸)で、「新しい和」のイメージを醸し出しています。シンプルで店頭でも圧倒的に強く印象に残るデザインとしました。
※「つや姫」のロゴタイプ、パッケージデザインをご使用する際は、『使用管理要綱』、『ロゴマニュアル』記載の規定を遵守の上ご使用ください。
※『使用管理要綱』、『ロゴマニュアル』は《「つや姫」ロゴタイプ、パッケージデザイン等の使用に関して》のページからダウンロード可能です。
「つや姫」。
日本一を誇るブナの原生林が育む滋養に満ちた水系、 先人の知恵と四季鮮やかな山形の風土が生んだ、わが国の美味しいお米のルーツとなる「亀ノ尾」。その正統の系譜から、ついに新ブランド米が誕生しました。
際立つ「粒の大きさ」、「白い輝き」「旨さ」、「香り」、「粘り」は、ごはんそのものがご馳走。味わうほどに至福の喜びに満たされます。山形の農の匠が丹誠込めて育てる、安全で、おいしさを極めた特別なお米。
日本中の、何よりも「白いごはん」が大好きな人にお届けします。
平成22年2月22日、山形市の山形テルサを会場に「つや姫」生産者認定証交付・種子受渡式が行われました。
県内全域から約700名の生産者らが参加。吉村美栄子山形県知事が「おいしい「つや姫」を生産することがブランド化の基本」とあいさつ。
認定生産者2,573名の代表8名に認定証と種子を手渡し、各地域の生産者代表4名が決意表明を行いました。
平成21年10月10日、山形市の霞城セントラルで山形県産米期待の新品種「つや姫」の先行販売開始を記念した「つや姫プレデビューイベントinYAMAGATA」が開かれました。
山形県知事やJA山形中央会会長ら関係者によりくす玉が割られると、会場でも2kg袋の「つや姫」300袋が即売され、30分ほどで売り切れとなる大好評でした。
10月11日には東京銀座の山形県アンテナショップ「おいしい山形プラザ」でもプレデビューイベントが行われ、こちらも大盛況でした。
平成22年10月3日、待ちに待った「つや姫」の県内での販売開始に合わせたデビューイベントが山形市内で行われました。準備した「つや姫」2キロ200袋はわずか20分で完売し、その人気と期待の高さが感じられました。
平成22年10月10日10時10分、全国の流通関係者やマスコミ関係者、つや姫大使など約150名を集め、「つや姫」の全国デビューイベントが、東京都内で行われました。
山形県知事は「今夏の記録的な猛暑で生育への影響を心配したが、暑さに強い品種特性と生産者の高い技術と栽培管理により、品質と食味に優れた「つや姫」を収穫することができた。一足先に販売を開始した県内では大変な反響で、この勢いを全国に広げたい。」とあいさつ。「つや姫」は、お米の専門家等、参加者の皆様からの評判も上々で、盛会のうちにお開きとなりました。イベント終了後、都内百貨店でトップセールスを行い、知事は、絣姿にかっぽうぎ姿で店頭に立ち、消費者一人ひとりに一合のお試しパックをプレゼントしながらアピールしました。
「つや姫」の全国デビューにあわせて、消費者や流通関係者、マスコミ関係者等に対し、広く「つや姫」をPRし、認知度向上と販売の拡大を図るため、「つや姫」レディによる㏚活動をスタートしました。全国各地を飛び回り、「つや姫」をはじめとする県産米の美味しさを元気にお伝えしています。(写真は令和元年度・第10代目つや姫レディ)
本県にゆかりのある方の中から、「やまがた特命観光・つや姫大使」として委嘱し、本県の観光と「つや姫」の魅力について、全国・海外へ向けて積極的にPRしていただくこととしました。
つや姫全国発売開始に伴い、「つや姫」テレビCMを首都圏と山形県内で放映しました。
関東広域圏で放映しているCMには、作家の阿川佐和子さんを起用。阿川さんに「つや姫」の味をご堪能いただく内容としました。
食料自給率向上につながる優れた取組みを表彰する「フード・アクション・ニッポン アワード 2010」の表彰式が平成23年2月1日、東京都都内で開催されました。
表彰式には、プロダクト部門で最優秀賞を受賞した「つや姫」ブランド化戦略実施本部を代表して同本部幹事長である山形県農林水産部長が出席し、「フード・アクション・ニッポン アワード 2010」実行委員会の小泉武夫委員長(東京農業大学名誉教授)から表彰状が授与されました。
平成23年6月6日に山形市内で、やまがた特命観光・つや姫大使や流通関係者等約250名の参加を得て、「つや姫」の集い~全国一のブランド米を目指して~が行われました。
デビュー2年目は昨年の高い評価をより確かなものとし、日本を代表するブランドとして全国に定着させていくことを、参加者皆で確認し合い、盛会に終えました。
高い栽培技術を持つ認定生産者や、つや姫栽培に意欲的に取り組んでいる若手の認定生産者を「山形つや姫マイスター」として委嘱し、栽培技術水準の高位安定化を図るとともに、PR活動への参加を通じて、流通業者や消費者に生産現場の生の声を直接届け、消費者の評価向上を図ることとしました。県内の山形つや姫マイスター同士の意見交換等も毎年実施しています。
「つや姫」が全国を代表するブランド米として評価を確立することを目指し、全国の「つや姫」生産者が品種特性や栽培技術等について理解を深めるための「全国つや姫サミット」が開催されました。全国から約200人が参加し、有意義な情報交換を行うとともに、「つや姫」生産者としての交流を深めました。
以降、「つや姫」を栽培する各県を会場に毎年開催されています。
鶴岡市のイタリア料理店「アル・ケッチァーノ」オーナーシェフの奥田政行さんが、平成24年1月にスイスのダボスで開催された世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)における日本政府主催の夕食会「ジャパンナイト」で、料理の総責任者を務めました。
日本政府主催の夕食会「ジャパンナイト」には、各国の政財界のトップ約500人が招待され、「つや姫」をはじめ山形県産の食材を使った創作料理や、宮城や岩手の郷土料理なども提供され、東日本大震災後も頑張っている東北の食がアピールされました。
「つや姫」の一層の認知度向上と販売の拡大を図るため、毎月28日を「つや姫の日」としキャンペーンを実施することとしました。(「つ」を英語の「two」、「や」を「八」に読み換えます。)以降毎年継続して実施しています。
「いつも食べているひとも 久しぶりのひとも はじめてのひとも 毎月28日はつや姫の日 おいしい、おいしいつや姫を いっぱい食べよう みんなと食べよう」
地域の指導者であるつや姫マイスター等が、生育状況や栽培技術等の情報発信を積極的・継続的に行うことにより、生産者の高品質・良食味安定生産を促し、消費者のつや姫に対する認知度向上や親近感の醸成を図るためつや姫ホームページに「つや姫マイスター日記」の掲載を始めました。
平成24年8月26日に、山形市内で「つや姫フォーラム」を開催しました。山形つや姫マイスター、山形つや姫サポーター、やまがた特命観光・つや姫大使、流通関係者や農協関係者ら約150名が一堂に会し、デビュー3年目を迎える「つや姫」の今後の生産・販売対策のあり方について意見交換を行いました。
県内の小中学生などからつや姫の白さとつや、美味しさなどを実感してもらい、農業や米づくりに対して関心を持っていただくとともに、米の消費拡大やつや姫のブランド化の推進力につながることを期待して「つや姫給食の日」を実施することにしました。初回は平成26年1月28日、山形県内の市町村で希望のあった27市町村(小学校209校、中学校75校)と県立学校10校において実施しました。以降、毎年継続しています。
つや姫の全国トップブランド評価確立に向け、高品質・良食味安定生産を図るために必要な情報を、これまで以上に迅速かつ広範囲に提供し、適期適作業の徹底を推進するために、「つや姫栽培技術情報連絡員」を配置することとしました。生育情報や技術対策を、つや姫認定生産者等へ遅滞なく伝達する体制を強化しました。
より一層高品位なつや姫を生産・販売し、周囲へ技術や取組みの波及を進める集団を支援する、「プレミアムつや姫産地萌芽支援事業」を開始しました。
平成26年7月25日に「つや姫」を栽培している5県の生産者、関係者を中心につや姫に関わる方を全国から広くお招きし、つや姫の全国ブランド定着に向けた情報交換と相互の連携、栽培技術を中心とした技術交流を図る「全国つや姫サミット2014やまがた」を開催しました。全国から約200名が参加し、意見交換や現地視察などを行いながら「つや姫」生産者同士の交流を深めました。
「つや姫」のCMに、阿川佐和子さんに加え、料亭「菊乃井」主人の村田吉弘さんに参加していただくこととなりました。和食にとって肝要なごはん、「つや姫」の美味しさをお二人が語ってくださいます。
平成27年10月9日、イタリア・ミラノ国際博覧会の「日本館」イベント広場で、山形県の食や伝統文化の魅力を紹介する催しが開かれ、「つや姫」などの試食のほか、山形県知事が自ら名物の芋煮を調理実演し、PRを行いました。現地の方々にも「つや姫」は大変好評でした。
平成28年10月に、米国ハワイ州で「つや姫」の初の海外トップセールスを実施しました。「つや姫」おにぎりの試食は大盛況、大好評でした。
また、ハワイ州在住の「やまがた特命観光・つや姫大使」と県産品のPRに関する意見交換も行いました。
平成28年9月に山形県で「第36回全国豊かな海づくり大会」が開催されました。全国から招待された参加者の方々が召し上がるお弁当に「つや姫」が採用され、「つや姫」の美味しさを全国の方々にお楽しみいただきました。
「おいしいつや姫は美しい水田から」をコンセプトに、お米の美味しさはもとより、水田の美しさも含めて「山形つや姫」をアピールするため、映像審査と試食により参加者が選ぶ、「美しい『つや姫』づくりコンテスト」を開催しました。以降毎年開催しています。
海外の方々にも「つや姫」の美味しさを知っていただくため、台湾、ハワイ、サンフランシスコでも「つや姫」のトップセールスを行いました。
日本を代表する名店が多く集まる東京・銀座の飲食店において、より多くのお客様に美味しい「つや姫」メニューをお楽しみいただこうと、「銀座『山形つや姫』キャンペーン」を平成29年10月に実施しました。以降毎年実施しています。
作家の阿川佐和子さん(平成22年~)、料亭「菊乃井」主人の村田吉弘さん(平成26年~)に加え、ブロードキャスターのピーター・バラカンさんにもCMに参加していただきました。“世界に誇るお米、「つや姫」”をコンセプトに、お米づくりの匠たちが限定された栽培地で生産していることをPRしています。
令和元年10月9日に山形市内で「つや姫デビュー10周年感謝の集い」を行い、やまがた特命観光・つや姫大使、生産者や流通関係者、県民の方々など約150人に出席いただきました。
トークショーでは、作家の阿川佐和子さん、料亭「菊乃井」主人の村田吉弘さん、イタリアンレストラン「アル・ケッチァーノ」オーナーシェフの奥田政行さんに「つや姫」との出会いや今後の展望などを語っていただきました。
当日は、海外からもつや姫大使が駆け付け、今後も「つや姫」を応援していこうと気持ちを一つにしました。
令和元年10月11日に東京都内で、「つや姫」デビュー10周年記念トークショーを行いました。CMキャラクター阿川佐和子さんからのメッセージビデオが上映されたほか、サプライズゲストとして「やまがた特命観光・つや姫大使」で米沢市出身の眞島秀和さんが登場し、「つや姫」の魅力や「つや姫」に合う料理などについて、山形県知事と語り合いました。
令和元年11月11日、全国のブランド米産地の生産者同士が交流を深め、心のこもった美味しいお米を消費者にお届けし、米産地の元気を日本の元気につなげようと、山形市内で「全国ブランド米産地生産者交流大会in山形」が開催されました。全国各地から約500名が参加し、全国の米産地の方々と交流を深め、おいしいお米をお届けし、米産地の元気を日本の元気につなげていくことが宣言されました。
「つや姫」デビュー10年の令和元年、消費者のみなさんへの情報発信をより効果的に行えるよう、「つや姫」の公式インスタグラムを開設しました。ホームページ、フェイスブックに加え、ぜひご覧いただきたいと思います。また、併せて10月から「つや姫・雪若丸応援インスタグラムキャンペーン」を展開し、多くの方々から応援投稿をいただきました