「つや姫」田植えリレー

TSUYAHIME RICE PLANTING

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農業総合研究センター水田農業試験場(鶴岡市)

5月10日(金)

田植リレー第1回目は、「つや姫」が開発された山形県立農業総合研究センター水田農業試験場にお邪魔しました。本日は快晴!試験用の田んぼでは、田植え機ではなく、手作業で苗を植えるので、試験場の方々だけでなく、地元のシルバー人材の方々も参加し、大勢で田植え作業が進められていました。私たちは、庄内の粘り気の強い土に足をとられ、転びそうになり、ベテランの方々の田植えのスピードに圧倒され、と、田植え作業の難しさを再認識しながら、「つや姫」ロゴマークの田植えをお手伝い。今はまだマークの形がよくわからないですが、これから大きく育つとはっきりしてくるそうです。

「つや姫」田植えリレー

地元シルバー人材センターの皆様と記念撮影!

「つや姫」田植えリレー

つや姫ロゴマークの田植えの様子

田植えを終えた後、場長の早坂剛さんと、品種開発者のお1人である元水稲部長の中場勝さん(現:酒田農業技術普及課長)にインタビューをさせていただきました。

Q.中場課長、「つや姫」誕生秘話をぜひ教えてください!

A.「はえぬき」も美味しいお米ですが、さらに高品質なお米を目指して作ったのが「つや姫」です。「つや姫」の炊きあがりを初めて見た時、『白い!』と感動したのを今でも覚えています。開発中に、フェーン現象、冷害など自然災害で大変な時期も沢山ありましたが、それを乗り越えたお米が「つや姫」です。(食味試験では、毎日おにぎり4個分のお米を試食するため、5㎏も体重が増加したこともあるとか…)

「つや姫」田植えリレー

中場課長にインタビュー

Q.そのように品種開発された「つや姫」がデビュー10周年ですね。中場課長の思いをお聞かせください。

A.当時、はるか高みであった「コシヒカリ」を超えるお米を作ろうという目標から作ったお米でした。私も品種開発初期から携わり、当初は正直夢のまた夢だと思っていましたが、あっというまに10年を迎える事ができました。現在は「コシヒカリ」をも超えるお米となったと思っています。

Q.早坂場長、「つや姫」の田植えのときに気を付けてほしいポイントは何ですか?

A.田んぼは深くなるほど温度が低くなるため、深く植えすぎない事に注意することです。ベストな目安は3㎝くらい!天気がいい時に植えるのがベストですが、もし、そうはいかない場合、「つや姫」は早めに植えてから調節するようにしています。

「つや姫」田植えリレー

早坂場長と記念撮影

Q.私たちつや姫レディは、「つや姫」「雪若丸」、2つの品種を全国のお客様にPRしてまいります。早坂場長、それぞれの売り出しポイントを教えてください。

A.「つや姫」は本当に美味しいお米なので、その美味しさを前面に伝えていってほしいと思います。私も「つや姫」を他県の多くの方に送りますが、その際は、『「つや姫」はほんとうにおいしいからね!』と必ずお伝えしています。
「雪若丸」に関しては、今までになかった新食感に対して「あれ?」と一瞬思うかもしれませんが、他県のものも含め、既存の品種とはやっぱりひと味違うという特長を広めていってほしいと思います。多くの方に、違いをぜひ味わってほしいと思います!

Q.お客様からは、他県の新品種との違いを聞かれることもよくあります。早坂場長、「つや姫」が他の品種に負けないところは何ですか?

A.近年ブランド米が増えていく中、「つや姫」は品質がとても安定しているところが他県に負けない強みだと思っています。昨年他県のブランド米など不作が多い中でも、「つや姫」は安定した品質で提供することができたことが何よりも強みだと感じました。

「つや姫」の研究に携わり、生みの親ともいえる方々のお話が聞けて、とても光栄でしたし、とても勉強になりました。
早坂場長、中場課長、試験場の皆様、お忙しい中ご協力いただきまして、本当にありがとうございました!

田植えリレートップ