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澁谷 梨絵 ㈱シブヤ 代表取締役

一緒に頑張っていきたいと励まされる存在。

首都圏に複数の米穀店を展開する㈱シブヤの代表で、全国のお米に精通する「五つ星お米マイスター」でもあり、デビュー以来「つや姫」を取扱いいただいています。全国に数多の産地銘柄がある中で、「つや姫」の評価について伺いました。

澁谷 梨絵

Q.デビュー年のことを覚えていらっしゃいますか?

A.「つや姫」のデビュー年はとにかく衝撃的でした!新品種のデビュー年なのにこれだけ品質や食味がそろっているのは初めてのことです。新品種は、生産者も栽培に不慣れであることや、栽培法がばらついたりして、デビュー年からしばらくは、とかく、品質や食味がばらつくものです。でも「つや姫」の場合、初めから、栽培者を認定し、栽培基準、出荷基準を設け、産地体制の主軸を作っていただいたので、味も品質も含め初年目から品質も食味もきっちり揃って素晴らしかったです。

特に、つや姫がデビューした平成22年は天候不順で全国的に一等米比率が下がった年で、米業界はかなり心配していました。そんな中、つや姫の一等米比率は92%と高く、「温暖化の時代において、安心して売ることができる品種が出てきてくれた!」と、嬉しかったです。こんなにすごい米ができたと、本当に鮮やかに覚えています。

Q.「つや姫」のデビューから10年たちましたが「つや姫」の今後をどう思われますか?

A.いろいろな産地から新しい銘柄米が出ては消えていっていますが、「つや姫」は、農家の努力の継続により、10年間、確固たる地位にあり、トップで居続けています。この取組みの継続があれば、30年後も米屋がブランド品種として米屋で販売されている、そんな米になるのではないかと思います。

Q.ひとことで「つや姫」とは?

A.「私の米屋人生の同期。一緒に頑張っていきたいと励まされる存在。」
私が米屋の仕事を始めたころと「つや姫」のデビュー直前がちょうど同じ時期なんです。当時の私は、早く産地から信頼を得たいと必死で、山形県にも足しげく通い、庄内の水田農業試験場にも行きました。庄内の農家の田んぼで、「コシヒカリ」と並んで「山形97号」が植えられている姿も見ていて、「こんなにきれいな米があるのか!」と鮮烈に覚えているし、自分でも命名のはがきを出したりするなど、「つや姫」にはかなり思い入れがあります。

米屋としても経験値を積んで少しずつ進化しているつもりですが、デビューが同時期のつや姫が多くのお客様に愛されているのを見ると、自分も頑張らなければ!と、いつも励みになります。

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